2021/08/11 07:26

昨日 古い友人の画伯から色紙が届いた。俳句は自由律で有名な山頭火です。月並俳句の季題や定型を拝した実感を重んじる心境地を開いた自由律俳句です。中を開くとなんと猫の絵と俳句が描かれていました。画伯はその俳句の解説も同封してくれました。「若しくして母親をなくした山頭火が感じいるものは、自分の境遇を重ねて・・羨ましくもあり・・・微笑ましくもあり・・・俳句が己の理想の投影だったとしたら、山頭火にとって久しぶりの温かい1日であったのろう・・・そんな日が明日も続くように私は願う。」と締めくくってます。プレパトでの俳句も作者の奥を見るには、様々な情感を見通す心がないと凡人の私には無縁の事ですが、山頭火の俳句の奥には、確かに目の前のものをも当たり前にみるだけでなく、それを自分に投影することで別の世界が見えてくる・・・届いた絵と解説になるほどと
実感した朝です。